
前回(2019年12月)弾劾された際は、最終的に「無罪」となってそれを報じた新聞を高らかに掲げて自慢げだった。だが今回は……(C)AFP=時事
1月6日は本来、米議会上下両院合同会議において、大統領選挙人による投票結果が承認され、次期大統領に民主党のジョー・バイデン、副大統領にカマラ・ハリス両候補がそれぞれ確定される最終的な手続きが行われ、1月20日の就任式の準備がすべて完了するはずであった。
ところが周知の通り、大統領選挙での敗北を認めないドナルド・トランプ大統領の呼びかけに応じて連邦議会議事堂前に結集していたトランプ支持者は暴徒化し、審議が行われていた合同会議に乱入し、一時占拠するという米国政治史上前代未聞の信じられない光景を目にすることになった。

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