混迷深まるインド新農業法論争「シーク教過激派関与」説も

執筆者:緒方麻也 2021年2月17日
タグ: インド
エリア: アジア
デモに対する世論の風向きを変えたレッド・フォート占拠(C)AFP=時事

 

 2020年9月末にインドで可決・成立した「農産物流通促進法」など3つのいわゆる「新農業法」に対する農民らの抗議行動が先鋭化し、警官隊との衝突で多数の死傷者を出す事態に発展している。

 シーク教過激派やパキスタンなどの関与を指摘する陰謀論が浮上し、海外からも農民への連帯を表明する声が上がるなど、農業改革という本来の目的から逸脱した議論があらぬ方向に動き出した。

 農産物流通の自由化で農民の所得向上を目指すという政策は、準備不足や政府への不信感によって実施が大幅に遅れそうだ。

カテゴリ: 政治 経済・ビジネス
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執筆者プロフィール
緒方麻也 ジャーナリスト。4年間のインド駐在を含め、20年にわたってインド・パキスタンや南アジアの政治・経済の最前線を取材、分析している。「新興国において、経済成長こそがより多くの人を幸福にできる」というのが信条。
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