「サルコジ有罪」は「マクロン再選」に吉か凶か

執筆者:広岡裕児 2021年3月18日
エリア: ヨーロッパ
実刑判決後、フランスのTVインタビューに応じるサルコジ元大統領。その権威は失墜した (C)AFP=時事

 

「元大統領の犯罪」に、厳しい判決が下った――サルコジ元仏大統領が、汚職その他の罪で実刑判決をうけたのだ。これが、来年行われる大統領選挙にどのようなインパクトを与えるのか。そして、近年親しかったとされるマクロン大統領に及ぼす影響は?

 3月1日、パリの裁判所でニコラ・サルコジ元仏大統領が、汚職と影響力の行使で禁錮3年(うち実刑1年)の有罪判決をうけた。

 1958年に第五共和国が成立して以来、元大統領への実刑判決は初めてである。ジャック・シラク元大統領が、パリ市長時代の職員架空雇用で禁錮2年の有罪判決を受けたことがあったが、執行猶予付きであった。

カテゴリ: 政治 社会
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執筆者プロフィール
広岡裕児 1954年、川崎市生まれ。大阪外国語大学フランス語科卒。パリ第三大学(ソルボンヌ・ヌーベル)留学後、フランス在住。フリージャーナリストおよびシンクタンクの一員として、パリ郊外の自治体プロジェクトをはじめ、さまざまな業務・研究報告・通訳・翻訳に携わる。代表作に『エコノミストには絶対分からないEU危機』(文藝春秋社)、『皇族』(中央公論新社)、『EU騒乱―テロと右傾化の次に来るもの―』(新潮選書)ほか。
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