6月16日にジュネーブで行われた米露首脳会談は、核軍備管理やサイバー犯罪で新たな対話の枠組みを設けることで合意したが、具体的な成果は乏しかった。
両首脳は会談後、「指導者同士の直接対話に代わるものはない。会談のトーンはポジティブだった」(ジョー・バイデン米大統領)、「会談は極めて建設的で、プラグマティックだった」(ウラジーミル・プーチン露大統領)と意義を強調したが、ウクライナや人権、ロシアによる対米サイバー攻撃など懸案で進展はなかった。
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