「国産ワクチン」大量生産に踏み切るインドの賭け

執筆者:緒方麻也 2021年7月1日
タグ: インド
エリア: アジア
急ピッチで進むワクチン接種(C)AFP=時事
5月上旬に1日当たり40万人超の新規感染者を出す深刻な感染拡大に直面していたインドが、ようやく国を挙げてワクチン接種に乗り出した。20億回分を超えるワクチンを確保できるか、国内生産力が問われている。

 

 

 政府は6月26日、最高裁に対し異例の「宣誓書」を提出。年内に18歳以上の全成人、約9億5000万人に対するワクチン接種を終えるとする目標を明らかにした。必要なワクチンは接種済み分も含めて最大で18億8000万回、予備を含めれば20億回を超える見込みで、主に国内生産で調達する方針。

 課題は膨大な数量にのぼるワクチンの確保だが、これまでの医薬行政の無為無策もあって直ちに有効なワクチンの増産体制を取れるかどうかは心もとない。

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執筆者プロフィール
緒方麻也 ジャーナリスト。4年間のインド駐在を含め、20年にわたってインド・パキスタンや南アジアの政治・経済の最前線を取材、分析している。「新興国において、経済成長こそがより多くの人を幸福にできる」というのが信条。
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