体制派か、変革者か――自叙伝からカマラ・ハリスを読み解く

執筆者:三牧聖子 2021年7月16日
エリア: 北米
どのような形で存在感を示すのか (C)AFP=時事
次期大統領選挙の有力候補とも期待され、注目を集める黒人女性初の副大統領、カマラ・ハリス。しかし彼女の政治家としての立ち位置や存在感が、いまひとつ見えてこない――その理由を、自叙伝を中心に分析する。

 2020年大統領選挙の結果、カマラ・ハリスは、黒人、アジア系、そして女性として初のアメリカ合衆国副大統領となった。つい最近邦訳された『私たちの真実 アメリカン・ジャーニー』(光文社、藤田美菜子・安藤貴子訳)は、2024年大統領選における有力な大統領候補とも目されるハリスの初の自伝である(原著“The Truths We Hold: An American Journey”は2019年1月刊)。政策的な提言も豊富に展開されている。

カテゴリ: 政治 社会
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執筆者プロフィール
三牧聖子 高崎経済大学経済学部国際学科准教授。国際関係論、外交史、平和研究、アメリカ研究。東京大学教養学部卒、同大大学院総合文化研究科で博士号取得(学術)。日本学術振興会特別研究員、早稲田大学助手、米国ハーバード大学、ジョンズホプキンズ大学研究員、関西外国語大学助教等を経て2017年より現職。2019年より『朝日新聞』論壇委員も務める。著書に『戦争違法化運動の時代-「危機の20年」のアメリカ国際関係思想』(名古屋大学出版会、2014年、アメリカ学会清水博賞)共訳・解説に『リベラリズムー失われた歴史と現在』(ヘレナ・ローゼンブラット著、青土社)。
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