日本のミレニアル世代は「保守的」なのか?

執筆者:谷口将紀 2022年1月14日
タグ: 日本
エリア: アジア
データが示す日本の若者の政治意識とは(C)paru/stock.adobe.com
海外では「ジェネレーション・レフト」と呼ばれる若年層の左傾化が注目を集めているが、日本のミレニアル世代は保守的であると言われる。それは本当なのか。東京大学の谷口将紀教授が、谷口研究室と朝日新聞社が共同で行っている調査のデータから、日本のミレニアル世代の政治意識を明らかにする。

 

 海外では、経済格差、ジェンダーや人種の問題、気候変動への対策を求める社会運動を進め、ジェレミー・コービン(英労働党前党首)やバーニー・サンダース(米上院議員)、アレクサンドリア・オカシオ=コルテス(米下院議員)といった急進左派の政治家を後押しする「ジェネレーション・レフト」と呼ばれる若年層の左傾化が注目を集めている。

 ところが日本においては、安全保障関連法に反対する「自由と民主主義のための学生緊急行動」(SEALDs)などに参加する若者にジェネレーション・レフトを重ね合わせる向きが少なくなかったものの、大きなうねりとまではなっていない。

カテゴリ: 政治 社会
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執筆者プロフィール
谷口将紀 東京大学大学院法学政治学研究科教授。1970年神奈川県生まれ。専門は現代日本政治論。東京大学法学部を卒業後,同大学院法学政治学研究科助手,助教授を経て現職。博士(法学)。公益財団法人NIRA総合研究開発機構理事長を兼務。『現代日本の代表制民主政治』(東京大学出版会,2020年),『政治とマスメディア』(東京大学出版会,2015年),『政党支持の理論』(岩波書店,2012年)など著書多数。
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