
オンライン形式で開かれたG7エネルギー相会合に出席したウクライナのハルシチェンコ・エネルギー相(下段の右から1人目)=3月10日 (c)時事/経済産業省提供
米国によるロシア原油などの禁輸措置を受け、原油価格はリーマンショック後の最高値を記録した。ウクライナ危機を巡る地政学が国際エネルギー情勢の安定を根本から揺るがしている。現在の状況は第1次石油危機における地政学情勢にも共通するところがあり、エネルギー安全保障強化の重要性が大きくクローズアップされる背景となっている。また、ウクライナ危機の展開については、米・ロシア・欧州・ウクライナに止まらず、中国や米国・サウジアラビア関係などを巡る地政学問題として見ることも重要である。

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