「LNG爆買い」「原発輸出」…世界のエネルギー秩序に飛び込んだ中国という巨鯨

執筆者:湯浅健司 2022年3月17日
タグ: 脱炭素 中国
エリア: アジア

金風科技=ゴールドウィンド=の武鋼・董事長は全国政治協商会議の委員に選ばれている(政府主催の見学会でゴールドウィンドが公開した製造工程の風力タービン=2020年10月、江蘇省塩城) (C)AFP=時事

脱炭素の加速と地政学リスクの高まりの中で、国際エネルギー市場は新たな秩序を求めている。その新体制の姿を左右するのは、エネルギー消費国としても、原発・再エネのインフラ輸出国としても、圧倒的な存在感を見せ始めた中国というプレイヤーかもしれない。

 中国がエネルギー分野で存在感を増している。環境保全を「国是」に位置付ける同国は液化天然ガス(LNG)の買い付けを急拡大させ、輸入量は世界最大となった。中期的には原子力への依存度を高める計画で、国産原発の建設を加速させ、海外への輸出も拡大する構えだ。ロシアのウクライナ侵攻により混迷の度を深める世界のエネルギー市場。中国はじわじわとその盟主の座を狙う。

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執筆者プロフィール
湯浅健司 日本経済研究センター首席研究員兼中国研究室長。1984年早稲田大学政治経済学部経済学科卒、日本経済新聞入社。北京支局、上海支局、東京本社国際本部アジア担当部長、東京本社産業部長、グローバル事業局次長などを歴任。中国のマクロ・ミクロ経済、アジア経済全般を専門とする。共著に『復興する中国』(文眞堂)、『米中激突 中国ビジネスの行方』(文眞堂)、『中国 創造大国への道 ビジネス最前線に迫る』(文眞堂)がある。
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