ロシアが中央アジアのキルギスにある空軍基地を整備・増強するなど、軍事的プレゼンスを拡大する動きを見せている。 この空軍基地は、首都ビシュケクから約三十キロ離れた隣のカント市にあり、ロシアは数年前に同市に空軍基地を設置。キルギス駐在の複数の西側外交官によれば、ロシアは今年二月以降、基地の整備・拡張工事に着手したほか、キルギス領内の他のロシア軍事施設とカント市を直接結ぶ工事を行なっている。この工事が完成すれば、緊急時には空路、陸路でロシアおよびキルギスの他の場所から増強部隊を短時間で派遣することが可能になるという。
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