消えゆくナイジェリアの森林 木よりも多い木こり

2022年7月2日
エリア: アフリカ
エブテ・イパレ村で木を切り倒す木こり(C)REUTERS/Nyancho NwaNri
ナイジェリアでは2001年から2021年にかけて樹木に覆われた土地が114万ヘクタールも失われた。森林破壊が人類にもたらす影響は甚大だが、背に腹は代えられない地元の木こりは、今日も森の奥深くで伐採する木を品定めしている。

 

 

[ナイジェリア、オンド州発(ロイター)]ナイジェリア南西部オンド州のエブテ・イパレ村にある森の奥深くで、エグボントルワ・マリギさん(61)は背の高いマホガニーを品定めすると、斧と鉈で手際よく切り倒した。バリバリという音を立てて木が倒れているその間にも、次の木を探して森を見渡している。彼の周りには切り株があちこちに点在する。かつては空高く伸びていたそれらの木々は違法伐採によって姿を消した。

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