インド・マハラシュトラ州「政変」で「日の丸・新幹線」計画が加速?

執筆者:緒方麻也 2022年7月11日
タグ: インド
エリア: アジア
政変劇を仕掛けたとされるファドナビス州副首相㊨と、シブ・セナ造反議員のリーダーで新州首相に就任したエクナート・シンデ氏(C)AFP=時事
 
インド西部マハラシュトラ州で連邦与党BJPが“政変”によって州政権を奪取した。俄かに注目を集めるのは、日本の援助で進むインド初の新幹線計画だ。計画に消極的だった前政権からの交代で潮目が変わるのか。

 インド最大の商都ムンバイを抱えるマハラシュトラ州で6月末、政変が起きた。連邦与党のインド人民党(BJP)は3年前の州議会選で州野党となっていたが、州与党の右派民族主義政党シブ・セナの造反議員らと合流して政権を奪取した。

 シブ・セナ前政権は日本の協力で建設が進むインド初の新幹線計画に否定的な姿勢を見せていたが、州の政権交代で建設計画に弾みがつくのか――。日本のインドビジネス関係者の間では政治動向よりもこちらに注目が集まっている。

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カテゴリ: 政治
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執筆者プロフィール
緒方麻也(おがたまや) ジャーナリスト。4年間のインド駐在を含め、20年にわたってインド・パキスタンや南アジアの政治・経済の最前線を取材、分析している。「新興国において、経済成長こそがより多くの人を幸福にできる」というのが信条。
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