安倍晋三元首相が凶弾に倒れ、参院選投開票では自民党が改選議席(125)の過半数となる63議席を獲得して大勝した。野党第一党の立憲民主党は退潮。この夏、日本政治は大きく揺れ動いた。岸田文雄首相は当面、国政選挙がない状況下で政局運営の主導権を握るかのようにも見える。だが、現実は経済や外交などで課題は山積している。自民党内は路線や政策をめぐって対立を深めていくだろう。それは政界全体の再編につながる可能性を秘めている。
この続きは会員登録をすると読むことができます。
「フォーサイト」は、月額800円のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。
フォーサイト会員の方はここからログイン