タイでは「政治の風」が吹き始めた。
第一関門であるプラユット・チャンオチャ政権主要11閣僚に対する不信任審議は4日間続き、7月22日の採決で退けたはしたものの、与野党僅差状況が解消されたわけではない。プラユット政権の政権基盤は脆弱なままであり、タイ政治の不透明な状況は依然として続く。
第一関門を越えたプラユット政権ではあるが、その前途には首相在任期問題と、2019年3月総選挙から4年が過ぎたことで待ったなしに迫る総選挙という2つの難関が待ち構えている。
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