Weekly北朝鮮『労働新聞』 (57)

アジアの社会主義諸国と連携強化の動き(2024年3月17日~3月23日)

執筆者:礒﨑敦仁 2024年3月25日
タグ: 金正恩 北朝鮮
エリア: アジア
超大型ロケット砲の一斉発射訓練を指導した金正恩国務委員長(『労働新聞』HPより)
今年1月の施政方針で金正恩国務委員長は、「社会主義諸国との関係発展を優先課題として打ち立てる」ことを指示した。この方針に基づき、金成男国際部長を団長とする朝鮮労働党代表団が、中国、ベトナム、ラオスを歴訪するため平壌を出発した。『労働新聞』注目記事を毎週解読
 

 3月19日付は超大型ロケット砲の一斉発射訓練、20日付は新型中長距離極超音速ミサイル用の固体燃料エンジンの地上燃焼実験をそれぞれ金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が指導したとの記事を掲載した。

 19日付第2面では、ロシア大統領に再選されたことに際して金正恩がウラジーミル・プーチン宛に送った祝電が紹介された。22日第1面には、金徳訓(キム・ドックン)内閣総理が、平壌を訪問しているロシア沿海地方行政長官と面会したとのニュースが載った。

カテゴリ: 政治
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執筆者プロフィール
礒﨑敦仁(いそざきあつひと) 慶應義塾大学教授。専門は北朝鮮政治。1975年生まれ。慶應義塾大学商学部中退。韓国・ソウル大学大学院博士課程に留学。在中国日本国大使館専門調査員、外務省第三国際情報官室専門分析員、警察大学校専門講師、米国・ジョージワシントン大学客員研究員、ウッドロー・ウィルソンセンター客員研究員など歴任。著書に『北朝鮮と観光』(毎日新聞出版)、共著に『最新版北朝鮮入門』(東洋経済新報社)など。
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