「2年後の再選」を意識する上院議員と第112議会

執筆者:足立正彦 2010年12月14日
エリア: 北米

 ニューヨーク州第1区の連邦下院議員選挙は大接戦となっていたが、今月8日、共和党候補のランディ・オルトシューラーは民主党現職のティム・ビショップに対し敗北を認めたため、2010年中間選挙の連邦上下両院選挙の全議席が確定した。下院は共和党が改選前から63議席を純増させて242議席としたのに対し、民主党は193議席となった。また、上院では民主党は6議席減らして民主党系会派は53議席(民主党系無党派のジョゼフ・リーバーマン=コネティカット州選出、バーニー・サンダース=ヴァーモント州選出=の二人を含む)となり引き続き過半数を維持したが、共和党は47議席へと議席を増やした。

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執筆者プロフィール
足立正彦(あだちまさひこ) 住友商事グローバルリサーチ株式会社シニアアナリスト。1965年生まれ。90年、慶應義塾大学法学部卒業後、ハイテク・メーカーで日米経済摩擦案件にかかわる。2000年7月から4年間、米ワシントンDCで米国政治、日米通商問題、米議会動向、日米関係全般を調査・分析。06年4月より、住友商事グローバルリサーチにて、シニアアナリストとして米国大統領選挙、米国内政、日米通商関係、米国の対中東政策などを担当し、17年10月から米州住友商事ワシントン事務所に勤務、20年4月に帰国して現職。
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