読売新聞社傘下のジャイアンツが独立の株式会社となった。「株式会社巨人」の陣頭指揮を執るのは、新聞本社の専務から「社長」に就任した堀川吉則氏。「ミニ・ナベツネ」と評される人物で、唯我独尊の体質を変革し、セ・リーグやプロ野球全体をプラス方向に改革しようという意識は薄い。 今回、「東京読売巨人軍」の名称は「読売巨人軍」へと変わり、ビジター用のユニホームの胸からも「TOKYO」が消えて、「YOMIURI」に。サッカーやバレー、ラグビーなどで企業色が薄まり地域密着化が進む流れに逆行すると、巨人ファンさえ東京ドームに抗議の横断幕を掲げた。

「フォーサイト」は、月額800円のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。
フォーサイト会員の方はここからログイン