再選に向け始動したオバマ陣営

執筆者:足立正彦 2011年2月28日
エリア: 北米

 バラク・オバマ大統領は3月後半にも連邦選挙委員会(FEC)に関連書類を提出し、2012年大統領選出馬表明を行う方針である。オバマ陣営の再選キャンペーン態勢も既に動き始めており、オバマの出馬表明後に政治資金集め等の再選キャンペーンを本格化させることにしている。過去20年間を振り返ると、再選を果たした現職大統領はビル・クリントンとジョージ・W.ブッシュの二人である。クリントンが再選関連書類をFECに提出したのは1995年4月14日(1996年大統領選挙投票日の約1年7ヶ月前)、ブッシュの場合、2003年5月16日(2004年大統領選挙投票日の約1年6ヶ月前)となっており、オバマは二人よりも早く再選準備に取り掛かることになる。

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執筆者プロフィール
足立正彦(あだちまさひこ) 住友商事グローバルリサーチ株式会社シニアアナリスト。1965年生まれ。90年、慶應義塾大学法学部卒業後、ハイテク・メーカーで日米経済摩擦案件にかかわる。2000年7月から4年間、米ワシントンDCで米国政治、日米通商問題、米議会動向、日米関係全般を調査・分析。06年4月より、住友商事グローバルリサーチにて、シニアアナリストとして米国大統領選挙、米国内政、日米通商関係、米国の対中東政策などを担当し、17年10月から米州住友商事ワシントン事務所に勤務、20年4月に帰国して現職。
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