大統領候補の顔ぶれに不満が募る共和党支持者

執筆者:足立正彦 2011年4月21日
エリア: 北米

 今月14日から17日までの4日間、ワシントンポスト紙とABC NEWSが共同で実施した最新世論調査の結果が19日に公表された。【リンク】ガソリン価格が高騰する中、バラク・オバマ大統領の経済政策運営に対する有権者の不満が高まっており、大統領支持率も今年1月時点での54%から7ポイントも下落して47%となった。他方、「不支持」は50%に達し、昨年9月以来7カ月ぶりに支持と不支持が逆転した。今月4日、オバマは2012年大統領選挙への再出馬表明を行ったばかりであるが、引き続き難しい政権運営を強いられている。

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執筆者プロフィール
足立正彦(あだちまさひこ) 住友商事グローバルリサーチ株式会社シニアアナリスト。1965年生まれ。90年、慶應義塾大学法学部卒業後、ハイテク・メーカーで日米経済摩擦案件にかかわる。2000年7月から4年間、米ワシントンDCで米国政治、日米通商問題、米議会動向、日米関係全般を調査・分析。06年4月より、住友商事グローバルリサーチにて、シニアアナリストとして米国大統領選挙、米国内政、日米通商関係、米国の対中東政策などを担当し、17年10月から米州住友商事ワシントン事務所に勤務、20年4月に帰国して現職。
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