1日、交戦の末、仇敵オサマ・ビン・ラディン容疑者を殺害した米特殊部隊。中央情報局(CIA)の追跡工作でビン・ラディンが信頼するレポ役を割り出したことが決め手となった。 オバマ政権にとって久々の快挙となったこのニュース。米政府当局者が得意げに米大手紙記者にバックグラウンドブリーフィングしている姿が目に浮かぶようだ。 ビン・ラディンは外部との通信手段を一切断絶しており、電話などの探知では足取りが掴めないことは分かっていた。このレポ役の本名と、9・11テロ事件の作戦首謀者ハリド・シェイク・モハメドの信頼する部下であることがCIAによって確認されたのは4年前のこと。さらに2年前、この男が住んでいるパキスタン国内の地域を割り出すことができたという。
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