本日の更新記事は、野嶋剛さんの「台湾総統選観察(4)『オウンゴール』で窮地に追い込まれた馬英九」です。台湾総統選で再選を目指す馬英九氏は10月17日、当選後に中国との平和協定締結を排除しない考えを明らかにしました。しかし、「現状維持」を支持する台湾社会のマジョリティはこの考えを好意的に受け入れません。これを見てとった馬氏は慌てて平和協定締結前に住民投票を実施することを表明しましたが、このふらつき具合が馬氏への失望感を一層広げる結果に。いまや支持率は、民進党の総統候補・蔡英文氏と「ほぼ互角」と考えてよさそうです。
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