来年年明け直後の1月3日に実施されるアイオワ州党員集会まで1カ月を切り、各候補はアイオワ、ニューハンプシャー、サウスカロライナなどの各序盤州で積極的な選挙キャンペーンを展開するとともに、有力者からの支持や政策顧問を発表するなど選挙キャンペーンは益々白熱しつつある。
先月28日に寄稿した前回のコラム「『ロムニー優位論』の根拠」では、今年10月下旬から11月上旬にかけて米国東海岸の主要都市での共和、民主両党関係者や著名な政治アナリストらとの意見交換に基づき、2012年共和党大統領候補指名獲得争いに対する彼らの見方を紹介しつつ、「ロムニー優位論」の根拠について取り上げた。本コラムでは、共和党大統領候補指名獲得争いの「混戦シナリオ」について考えてみたい。
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