オバマ政権の新国防戦略とアフリカ

執筆者:白戸圭一 2012年1月6日
カテゴリ: 国際 外交・安全保障
エリア: 北米 アフリカ

 もし、仕事をしているにもかかわらず、4年3カ月の間、1円の給与も支払われなかったらどうだろう。現在の日本で、あるいは普通の日本人が仕事や観光で訪れる外国で、そのような事態はまず有り得ない。そんなにも長い未払いが続く前に、誰もがその職場を去っているに違いない。その企業を相手に裁判を起こしている人もいるだろうし、場合によっては司直の手が入っているだろう。

 だが、サハラ砂漠以南では、こういうウソのようなことが本当に起きる。2008年3月に訪れた中央アフリカ共和国がそうだった。米国の民間研究機関The Fund for Peace が毎年公表している「破綻国家ランキング」のワースト10常連国である。筆者はそこで反政府勢力と接触し、ゴリラなど野生生物の密猟の実態を取材した。

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執筆者プロフィール
白戸圭一 立命館大学国際関係学部教授。1970年生れ。立命館大学大学院国際関係研究科修士課程修了。毎日新聞社の外信部、政治部、ヨハネスブルク支局、北米総局(ワシントン)などで勤務した後、三井物産戦略研究所を経て2018年4月より現職。著書に『ルポ 資源大陸アフリカ』(東洋経済新報社、日本ジャーナリスト会議賞受賞)、『日本人のためのアフリカ入門』(ちくま新書)、『ボコ・ハラム イスラーム国を超えた「史上最悪」のテロ組織』(新潮社)など。京都大学アフリカ地域研究資料センター特任教授、三井物産戦略研究所客員研究員を兼任。
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