本日の更新記事は、青柳尚志さんの「堕ちゆく世界の迷走(17)『日本だけは別』の時代が終わるとき」です。石油・天然ガスの輸入増で貿易収支が31年ぶりに赤字に転落。今のところ所得収支のおかげで経常収支は黒字を保っていますが、「黒字大国ニッポン」の土台が揺らいでいることに変わりはありません。経常黒字がなくなる一方で、直接投資による資金流出がさらに膨らむと、国債に回る資金がなくなります。我が国の経済も、欧州危機を論評するどころではなくなります。日本の金融危機のメカニズムについては、昨年3月の記事「日本の財政破綻は如何にして起きるか」(小幡績さん)をご参照ください。
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