「外国人介護士」問題の根本的欠陥

執筆者:フォーサイト編集部 2012年4月4日

 本日の更新記事は、出井康博さんの「根本が間違っている『外国人介護士』問題」です。新聞各紙は外国人介護福祉士の合格者増を伝え、現行スキームでの受け入れ拡大を主張していますが、何十人かの外国人が試験に合格したからといって、数十万人単位の人手不足が見込まれる介護の現場にとっては誤差の範囲内。官僚ばかりが太る、矛盾だらけのスキーム自体を見直すべきです。

 「専門家の部屋」では、「ヨーロッパ」に「テロ事件の顛末と仏大統領選への影響」の新エントリ。先月フランス・トゥールーズで発生したテロ事件を機に、サルコジ大統領は治安対策強化を主張。しかし、世論調査では、今のところ社会党候補・オランド氏の優位が揺らいでいません。

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