今月7日、民主党のベテラン政治家であるカール・レヴィン上院議員(ミシガン州)が、改選期を迎える2014年中間選挙には出馬せず引退する意向を明らかにした。来年11月の中間選挙は約1年8カ月先だが、民主、共和両党ともに早ければ来年春にも予備選挙を実施する州もある。そのため、有力な後継候補の絞り込みのためにも、現職議員に対し出馬するのか否かの判断を示すよう、党内からも圧力が高まっていた。
レヴィン氏は今から35年前のジミー・カーター政権当時に行なわれた1978年中間選挙で初当選を果たしており、現在、上院議員在職6期目である。来年の中間選挙を視野に入れ、選挙キャンペーン戦略を検討し始めたミシガン州民主党や民主党上院議員選挙キャンペーン委員会(DSCC)の関係者などからは、長い議員歴を誇るレヴィン氏に対しても態度を明確にするよう求め、今回の不出馬表明につながった。
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