昨年10月28日に米東海岸沿岸に上陸した超大型ハリケーン「サンディ」は、ニュージャージー州、ニューヨーク州、ニューイングランド地方などの広域に甚大な被害をもたらした。ニューヨーク・マンハッタンでは広範囲で浸水し、地下鉄をはじめとする公共交通機関は完全に麻痺し、ニューヨーク証券取引所も2日間取引停止に追い込まれた。11月4日に予定されていたニューヨーク・シティ・マラソンも被災者に配慮し、主催者は中止を決定し、「サンディ」は社会・経済活動に重大な被害をもたらしたのである。政治面でも、超大型ハリケーンは11月6日の米国大統領選挙の投開票の約10日前に来襲したため、オバマ、ロムニー両陣営ともに選挙キャンペーンの一時停止を余儀なくされ、大統領選挙への直接的な影響についても注目されたため、日本でも記憶している方は多くいると思われる。
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