みずほ銀行がオリエントコーポレーション(以下、オリコ)の自動車ローンに対して実施した融資に反社会的勢力が含まれており、それを認識しながら2年以上にわたって放置 していた問題は、大きな社会問題となった。230件超、2億円の融資が反社会的勢力に対して実施され、その中には暴力団員も含まれていたというのだ。
みずほ銀行は当初、問題融資は経営陣には報告されず、「報告はコンプライアンス担当の役員止まりであった」などと言っていたが 、実際には経営陣にも報告があがっていた。こうした虚偽の情報開示を行なっていたことや、記者会見などによる事実関係の開示が遅れたことなどにより、社会的な批判にさらされた。
この続きは会員登録をすると読むことができます。
「フォーサイト」は、月額800円のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。
フォーサイト会員の方はここからログイン