日中関係は「氷点下」まで冷却化した――。
中国政府系のシンクタンクである中国社会科学院日本研究所が、3月31日に発表した「2014年版日本青書」で、安倍晋三首相の靖国神社参拝などにより、昨年の日中関係は「国交正常化後、最も緊迫した状態に陥った」と指摘した。
野田佳彦内閣時の2012年9月11日に日本政府が尖閣諸島の魚釣島などを国有化した直後には、中国各都市で反日暴動が相次いだが、その時以上に緊迫しているというのだ。
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