知らないうちにあなたは“顔の見える消費者”にされている。ネット検索や購買の履歴によって、どんどん個別広告が届くようになるのだ。 進化し続けるインターネットの世界で、消費に関する主導権の主客逆転が起ころうとしている。それはインターネットの進化形として姿を見せつつある「Web2.0」という概念が、初めて経済的な意味を持ち始めたということでもある。新たなメディアとして存在感を強めつつあるインターネットの基本的な収入源もやはり広告だ。しかし、その広告手法はテレビ、新聞、雑誌、ラジオなどの既存のメディアとは一味違う。

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