郵貯銀行の“突進”を目前にメガバンクと地銀の迎撃戦略

執筆者:鷲尾香一 2006年5月号
タグ: 日銀 日本

郵政民営化の成功が至上命題なのは論を俟たないが、日本郵政・西川社長にはいささか“暴走”が目立つ。「塩を送れ」とまで要求されたメガバンクや地銀は、郵貯銀行との競合に備え、いかなる対策を練っているのか。 その瞬間、三井住友銀行の奥正之頭取は思わず耳を疑った。「優秀な人材が必要だ。部長、次長クラスを四人出してくれないか」 電話の主は“かつてのボス”。現在は「日本郵政株式会社」の社長を務める西川善文氏だった。日本郵政は二〇〇七年十月の郵政民営化に先がけて設立された準備企画会社で、来年十月に始動する四つの事業会社(郵便貯金銀行、郵便保険会社、郵便局会社、郵便事業会社)の持株会社、つまり司令塔である。

カテゴリ: 経済・ビジネス
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執筆者プロフィール
鷲尾香一 金融ジャーナリスト。本名は鈴木透。元ロイター通信編集委員。外国為替、債券、短期金融、株式の各市場を担当後、財務省、経済産業省、国土交通省、金融庁、検察庁、日本銀行、東京証券取引所などを担当。マクロ経済政策から企業ニュース、政治問題から社会問題まで様々な分野で取材・執筆活動を行っている。
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