国際論壇レビュー
オバマ「アジア歴訪」で気になる軸足移動の「遅れ」と「中国の台頭」
厳しい視線を世界から浴びながら、オバマ米大統領のアジア歴訪が、東京からスタートした。この大統領に世界をリードする能力はあるのか――。シリアとウクライナで、プーチン・ロシア大統領の手玉にとられたオバマを見て、同盟諸国は不安に駆られている。中国の横暴を止める力はあるのか。アジアの指導者たちは、疑念を持ち始めている。
疑念を払拭できるか。歴訪の課題だ。
「アジアへの軸足移動(ピボット)成らず」。大統領訪日を目前に、米有力紙『ワシントン・ポスト』は、1面で伝えた。【Promised ‘pivot’ to Asia falls short, The Washington Post, April 17】
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