7月22日にジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)の当選が公式に発表されると、翌日のジャカルタ株式市場や外国為替市場はこれに好意的に反応した。諸外国の首脳も、庶民派大統領の誕生を歓迎した。各国メディアも、「改革派」の大統領誕生を賞賛する記事を掲載した。ジョコウィと大統領の座を激しく争ったプラボウォ・スビアントは、国軍将校時代に人権侵害事件に関与した疑いがあり、扇動的な言動が目立ち、行動の予測が付かないと多くの外国人から評価されていただけに、穏健で対話を重視するジョコウィの当選に諸外国はホッと胸をなで下ろした。

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