オランダのウィレム・アレキサンダー国王とマキシマ王妃が10月28日から31日まで国賓として初来日した。昨年4月に即位した国王は皇太子時代、10回を超える訪日歴がある知日派で、欧州以外では国王となって初の外遊となる。これに応え、日本側は異例の厚遇で迎えた。
滞在中、国王と王妃のために3つの饗宴がもたれた。まず29日の宮中晩餐会、次が翌30日の御所での天皇、皇后両陛下による私的な昼食会。最後が迎賓館での安倍晋三首相主催晩餐会だ。両陛下が公式な晩餐会と私的な食事会を2回持つのは異例で、オランダ王室との関係抜きにはあり得ない。

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