政府が「留学生10万人計画」の実現に向け躍起になっていた2000年代初め、中国などから出稼ぎ目的で入国する“偽装留学生”の増加が問題となった。彼らは地方の短期大学などに籍だけ置き、留学生に許可される時間以上の不法就労に従事していた。そして「留学生30万人計画」が推進されている今、「留学」を隠れ蓑にして来日する外国人が再び目立ち始めた。
留学生のアルバイトは、法律で「週28時間」以内しか許されない。しかし、実態は形骸化している。人手不足の深刻化もあって、規定を超えて働くことは簡単だ。
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