2015年は「歴史戦」の年:「中韓露三国干渉」も

 第2次世界大戦終結70周年、日韓国交正常化50周年の2015年は「歴史の衝突」の年となる。中露は既に、来年の戦勝70周年を共同で祝うことを決めており、これに韓国が乗れば、日本に対する歴史包囲網が構築されかねない。さらに進めば、日本との領土問題で3国が結束する悪夢の「三国干渉」が起きる可能性もある。日本外交が「歴史戦」への対抗策をほとんど検討していないことが気がかりだ。

 

対独歴史問題の封印解除も

 プーチン大統領は11月6日、訪中を前に中国メディアと会見し、70周年式典について、「15年5月9日に大祖国戦争勝利70周年式典をモスクワで開き、9月3日に大戦終結と中国人民の勝利を祝う式典が北京で開かれる。中露はこれらの式典を共同で祝賀する」と述べた。両国の式典に首脳が相互参列するとみられる。

カテゴリ: 軍事・防衛
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執筆者プロフィール
名越健郎 1953年岡山県生まれ。東京外国語大学ロシア語科卒業。時事通信社に入社、外信部、バンコク支局、モスクワ支局、ワシントン支局、外信部長、編集局次長、仙台支社長を歴任。2011年、同社退社。拓殖大学海外事情研究所教授。国際教養大学特任教授を経て、2022年から拓殖大学特任教授。著書に、『秘密資金の戦後政党史』(新潮選書)、『ジョークで読む世界ウラ事情』(日経プレミアシリーズ)、『独裁者プーチン』(文春新書)など。
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