私は昭和48年に東大医学部を卒業後三井記念病院で外科レジデントを終了し、ボストンのマサチューセッツ総合病院で心臓手術中の心筋保護の研究を行い、昭和55年に帰国してから埼玉医大にて心臓血管外科を専門に選びました。その頃の私は、懸命に手術の腕を磨き、新しい手術法の開発にも挑戦し、充実した日々を送っていました。同じ志を持つ仲間と切磋琢磨し、若い医師の充実した教育と患者さんへのよりよい手術治療を目指して心臓血管外科の最前線で活躍できているという喜びを感じ、明るい将来像も思い描いていたように思います。
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