ブックハンティング・クラシックス (29)

アメリカの根深い差別と闘い続けた男――黒人初の大リーガー誕生から60年

執筆者:生島淳 2007年7月号

『黒人初の大リーガー――ジャッキー・ロビンソン自伝』ジャッキー・ロビンソン著/宮川毅訳ベースボール・マガジン社 1997年(初版は74年)刊 黒人として初めての大リーガーとなったジャッキー・ロビンソンがデビューしてから、今年で六十周年。 十年前の五十周年の時には、彼がブルックリン・ドジャースでつけていた背番号42がメジャーリーグ全球団の永久欠番になったが、今年はロビンソンがデビューした四月十五日に多くの選手が背番号42をつけ、「カラー・バリアー」と呼ばれる人種の壁を打ち破った先人に敬意を表した。

カテゴリ: カルチャー
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執筆者プロフィール
生島淳(いくしまじゅん) 1967年生れ。広告代理店勤務を経て93年よりライターとして活躍。著書に『大国アメリカはスポーツで動く』(新潮社)など。
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