この数年来、推測ばかりが先行していた中国の通信業界再編がようやく動き出した。五月下旬、中国政府は、地域やサービスごとに提供会社が分かれる現在の体制を見直し、全国規模で固定電話から携帯電話までの総合サービスを手掛ける有力三社を誕生させる方針を発表した。 二〇〇一年に中国電信集団(当時)の南北分割を決めて以来の大型再編で、関係者からすれば「待ちくたびれた」という感もある。しかし、これまで延び延びになっていた第三世代携帯電話(3G)サービスの免許を「再編終了後に三社に発行する」と重要な前進もみられた。
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