一昨年、昨年と、フランスで計一カ月強の取材をした。フランスはしばしば「子育て支援大国」と言われるが、その多くは「国の制度がこんなに整っている」、「これほど多くの財政投入がなされている」というマクロの視点による言説が多く、生活者・勤労者のミクロの視点によるものは少ない。そこで、フランスの一般家庭や従業員および自治体の取り組みについてヒアリング調査した次第である。 まず、現在わが国で都市部を中心に問題となっている「待機児童」は、パリ周辺でも問題となっていた。長らく出産ブームが続いており、主に〇―二歳児向けの保育施設の供給が追い付かないことが背景にある。
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