饗宴外交の舞台裏
饗宴外交の舞台裏 (141)

本物のファッションショーがミャンマーに蒔いた種

執筆者:西川恵 2009年10月号
エリア: アジア

 ミャンマーの最大都市ヤンゴンにある最高格式の白亜のストランドホテルは、英植民地時代の一九〇一年に作られたビクトリア様式の荘重な建物である。八月二十二、二十三の両日、コシノジュンコさんのファッションショーがもたれ、ホテルは熱気と拍手と歓声に包まれた。 今年は日本とメコン地域諸国の交流年。この一環で日本の外務省と国際交流基金が企画した。日本大使館の担当者は「ここではファッションショーが結構盛んなのですが、レベルはまだまだ。世界の一流デザイナーの、本物のショーを見てもらいたいと思いました」と語る。 白羽の矢が立ったのが、中国やベトナムなどの社会主義国でショーを開き、ファッションを通して日本文化を紹介してきたコシノジュンコさん。

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執筆者プロフィール
西川恵 毎日新聞客員編集委員。1947年長崎県生れ。テヘラン、パリ、ローマの各支局長、外信部長、専門編集委員を経て、2014年から客員編集委員。2009年、フランス国家功労勲章シュヴァリエ受章。著書に『皇室はなぜ世界で尊敬されるのか』(新潮新書)、『エリゼ宮の食卓』(新潮社、サントリー学芸賞)、『ワインと外交』(新潮新書)、『饗宴外交 ワインと料理で世界はまわる』(世界文化社)、『知られざる皇室外交』(角川書店)、『国際政治のゼロ年代』(毎日新聞社)、訳書に『超大国アメリカの文化力』(岩波書店、共訳)などがある。
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