「共和党・茶会党連合」を訴える共和党有力者

執筆者:足立正彦 2010年9月28日
タグ: アメリカ
エリア: 北米

 ミシシッピー州のヘイリー・バーバー州知事がウォールストリートジャーナル紙に「GOP, Tea Party Unity Spells Defeat For Obama(共和党と茶会党の団結がオバマを敗北させる)」と題して今月21日に寄稿を行っている。共和党指導部の一人として共和党員と茶会党勢力との協調の必要性について大変率直な見解を示しており、とても興味深い内容だ。

 バーバーは3年前の07年にミシシッピー州知事選に再選を果たし、現在二期目であるが、昨年からは共和党州知事協会(RGA)の会長にも就任している。1993年から97年までは共和党全国委員会(RNC)の委員長を務め、94年中間選挙での共和党の歴史的勝利に大きく貢献した共和党有力者の一人でもある。

フォーサイト最新記事のお知らせを受け取れます。
執筆者プロフィール
足立正彦(あだちまさひこ) 住友商事グローバルリサーチ株式会社シニアアナリスト。1965年生まれ。90年、慶應義塾大学法学部卒業後、ハイテク・メーカーで日米経済摩擦案件にかかわる。2000年7月から4年間、米ワシントンDCで米国政治、日米通商問題、米議会動向、日米関係全般を調査・分析。06年4月より、住友商事グローバルリサーチにて、シニアアナリストとして米国大統領選挙、米国内政、日米通商関係、米国の対中東政策などを担当し、17年10月から米州住友商事ワシントン事務所に勤務、20年4月に帰国して現職。
  • 24時間
  • 1週間
  • f
back to top