オバマ大統領をホワイトハウスで支えてきた高官らが相次いで辞任したり、辞意を表明したりしている。引責辞任と映ることを避けて、苦戦する中間選挙を前にホワイトハウスを去りつつある。
大統領首席補佐官のラーム・エマニュエルは今月1日辞任した。リチャード・デイリー市長の後任となるべく、来年2月22日投票のシカゴ市長選に出馬する。後任にはオバマが上院議員時代に首席補佐官を務めたピート・ラウス大統領上級顧問が暫定的に就任する。2008年大統領選でのオバマの勝利に選挙キャンペーン戦略の側面から貢献したデビッド・アクセルロッドも、2012年大統領選再選に向けた準備のため大統領上級顧問を辞任することになった。中間選挙が終われば米国は2年後の2012年大統領選の政治サイクルに突入する。
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