改正JAS法が四月から施行され、有機・オーガニック品を認定する認定機関の登録申請が始まる。登録機関によって認定を受けた申請者は、製品に有機JASマークを付けることができる。認定機関は、学者や消費者代表等からなる委員会において判定を下すのだが、その判断のもととなる検査を行なっているのが、私たちオーガニック検査員だ。 有機・オーガニック品とは、端的にいえば、農薬や化学肥料等を一切使わず、遺伝子組み換え等も行なわずに生産・製造されたものを指す。数年前までは検査や認定システムなど知らない人がほとんどだった。しかし、遺伝子組み換えに関する議論が盛んに行なわれるなど、最近は日本でも有機・オーガニック品に対する関心が高まってきており、「検査員」という職業の知名度も上がってきているようだ。
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