米政府の高官人事で、ブッシュ政権幹部の親族や友人が登用されるケースが目立ち、ワシントンの顰蹙を買っている。元UPI通信記者のコラムニスト、ヘレン・トーマス女史(八一)が最近、「破廉恥な情実人事」とコラムで批判した。 同女史によれば、パウエル国務長官の長男、マイケル・パウエル氏が利権ポストの連邦通信委員会(FCC)委員長、チェイニー副大統領の女婿、フィリップ・ペリー氏が司法次官、ダニエルズ行政管理予算局長の妹が司法次官補といった具合だ。昨年の大統領選で最高裁のブッシュ当選裁定に一役買ったレンキスト最高裁長官やスカリア最高裁判事の近親者も、厚生省や労働省の高官に就任しているという。
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