低迷が続く電機産業で目覚め始めた「戦力」

執筆者:フォーサイト編集部 2003年4月号

顧客に一番近いのは工場――。市場のニーズを掴むためのアンテナとして、生産部門の役割が見直されている。モノ作りで培ってきた人材とノウハウこそが、企業の進むべき針路を最も敏感かつ柔軟に探り当てる「戦力」になるはずだ。 沖電気工業の国内製造機能が集約されている本庄生産センタ(埼玉県本庄市)。昨年四月に社内分社として歩み始めた生産サービスカンパニーの本社機能も担うこの工場の生産フロアを歩いてゆくと、不思議に統一感のない印象に少し戸惑うことになる。ここでは高い生産効率を実現するために、各従業員が複数工程を担当するセル生産方式を採っている。近年、日本の製造業に目立ち始めたこうした工場独特の、パイプ組みが目立つ小さな生産ユニットの連なりだけが違和感の原因ではないだろう。

カテゴリ: 経済・ビジネス
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