米国はロシアのプーチン体制への回帰をどうみているか
ロシアのプーチン首相が来年のロシア大統領選挙に立候補を表明し、メドベージェフ大統領が支持したことで、今後もロシアでプーチン首相の独裁体制傾向が継続することが確定した。ロシア自身は米国の反応を気にしており、メドベージェフ大統領は、TVインタビューで、彼のプーチン支持について、それが民主的なものであることを強調し、米国でもオバマ大統領が突然にクリントン国務長官と競争を始めることはあり得ないだろうと説明している。
実は、プーチン再登板について、オバマ政権とワシントンの政策コミュニティーの立場は冷静だ。まず、オバマ政権は、プーチン体制に戻ることによって米国のロシアとの「リセット」の変更はないという立場をとっている。米国のロシア専門家の見方は以下のようなものだ。
この続きは会員登録をすると読むことができます。
「フォーサイト」は、月額800円のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。
フォーサイト会員の方はここからログイン