国内政治では、統一地方選と大阪都構想住民投票という今春の2大イベントが終わった。外交に目を向けると、安倍晋三首相の4月下旬からの訪米に合わせ、日米両政府は「日米防衛協力のための指針(ガイドライン)」の再改定に合意した。これらを踏まえ今後の政界の焦点は表のテーマとしては後半国会での安保関連法案へ、裏のテーマとしては野党再編へと移った。この2つのテーマに通底するのは、来年夏の参院選にどのように対応するのかという難題を、与野党がともに抱えていることである。
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