外に上海株バブルの崩壊やギリシャ債務交渉の決裂、内に安保法制審議の行き詰まりに輪をかける自民若手議員のオーバーラン。日本の株式市場の行き先に、俄かに不透明感が漂ってきた。折しも、その直前の日本株は昔のスキーのジャンプ競技でいえば、K点超えを果たしたような局面となっていた。
6月24日、日経平均株価は一時、2万900円台に乗せ、2000年春のITバブルの際の高値を更新した。1996年12月以来の18年ぶりの高値などと、翌日の各紙は伝える。戦後70年といっても大抵の日本人にとってピンと来ないように、18年前のことを思い出せる人はほとんどいないだろう。
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