米大統領選挙と同時実施「連邦議員選挙」の重要性

執筆者:足立正彦 2015年10月7日
エリア: 北米

 米国内では2016年大統領選挙の共和、民主両党の候補指名獲得争いに大きな関心が集まっており、約4カ月後には、「幕開け」となるアイオワ州党員集会が行われる。本格的な秋を迎えて、2大政党の大統領候補選びは益々重要な時期を迎えつつある。これらの動きについては我が国でも詳しく報道されている。

 その大統領選挙と同時に行われる連邦議員選挙も、非常に重要な争いとなる。その理由は、大統領選挙で民主党候補が勝利して3期連続で政権を担当することになっても、あるいは8年ぶりに共和党政権が発足することになっても、いずれにしても2017年1月に発足する新政権は、第115議会で厳しい議会運営を強いられる可能性が高いためである。

カテゴリ: 政治
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執筆者プロフィール
足立正彦(あだちまさひこ) 住友商事グローバルリサーチ株式会社シニアアナリスト。1965年生まれ。90年、慶應義塾大学法学部卒業後、ハイテク・メーカーで日米経済摩擦案件にかかわる。2000年7月から4年間、米ワシントンDCで米国政治、日米通商問題、米議会動向、日米関係全般を調査・分析。06年4月より、住友商事グローバルリサーチにて、シニアアナリストとして米国大統領選挙、米国内政、日米通商関係、米国の対中東政策などを担当し、17年10月から米州住友商事ワシントン事務所に勤務、20年4月に帰国して現職。
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